地理係
樺太の河川

樺太の河川敷は多くが断崖状となっており、 複数の段丘を形成している。これらは樺太が隆起大地 であることを示している。
このため、狭い段丘を中心に発達した市街では(大泊など) 細長い街を形成している。
 樺太は降雨量が国内でも少ない地域だが、森林に 恵まれているため水量は多く、また洪水にもなりにくい。  樺太では林業が盛んで、木材の流送に河川はかかせず、 中規模以上の河川の存在するか否かでその発展度合いが 異なる。


樺太の河川は、代表的なものとして、幌内川とツイミ川があり、 この両河川、ともに樺太最高峰のネベルスキー山付近を源流としている。
そのうち、幌内川はこれより南進し、多来加湾までの約250Kmを流れる大河で、 下流の新樺太・敷香付近では、大きく蛇行しており、小さな沼をたくさん形作っている。  グーグル・アースでぜひ見てみよう(^^!
グーグルアース
 国内ではきわめて珍しいこの光景は、幌内平野のツンドラ地帯を形作っている。 ツンドラを流れているため、その中の有機物を多分に含み、暗い褐色の川になっている。 幌内とはアイヌ語で大河の意味。

ツイミ川は逆に北進し、北緯52度のヌイスキー湾に 向かって約270Kmを流れ、こちらも河口は大きく蛇行している。

留多加川
南樺太第二の長さを誇る河川で、留多加岳を源流に 鈴谷平野を経由して千歳湾に注ぐ。

鈴谷川
多古恵山を源流とし、川上炭山を経由、小沼を通り 豊原、そして千歳湾の留多加川の東に注ぐ。  延長80Km、川幅は河口で40m、水深は浅く1m程度。

北名好川
敷香岳を源流とし、名好を経由し間宮海峡に至る。

留久玉川
振戸山の東方を源流とし、多来加湖に注ぐ。12の支流がある。

振戸川
振戸山の南方を源流とし、徳素川と合流した後、多来加湖 に注ぐ。

恵須取川・知取川
新門山を源流とし、東に流れると知取川、西に流れると 恵須取川となる。 恵須取川は上流20Kmまで水深4mあり、船運が便利。 知取川は水流が急なため、船便は効率が悪い。

馬群譚川
西樺太山脈中央部を源流としている。

内渕川
野田寒岳を源流とし、美保川と合流して、深草を 経由して多古恵川と合流、オホーツク海に流れる 全長120Km。河口から40Kmまで船運可能。