地理係
シュミット線

シュミット線とは北樺太の西海岸ヅエから南樺太東部の内路に至る、 北日本系の植物とシベリア系の植物分布の境目の名称で、特に日本固有の植物は、この線が北限 となっている。 樺太を調査したフリードリッヒ・シュミット の名からとられていて、昭和2年ごろ命名された。
   新樺太市はこのシュミット線の北側にあり、ツンドラが存在し、  グイマツ(カラフトマツ)が発達している。千島にもこのグイマツは分布し、 その南限は色丹島となっている。そのため別名シコタンマツともいう。
グイとはアイヌ語。


 シュミット線以北にしか存在しない植物として
 
  オホヤチマメヤナギ
  ヌマイヌヤナギ
  ケコバヤナギ
  ハイイロヤナギ
  サカイヤナギ
  カラフトミヅキ
サカイツツジ
  カラフトミヤマツツジ
  アヲノツガザクラ
 
  等があり、これらはシベリア・カムチャッカなどに分布し、 東部シベリアの植物の様相となっている。
 
そのため同じ樺太でも本斗付近では北海道北部の景観と近く、 これは日本人から見ると何でもないことだが、ロシア人から みると温帯系植物の多彩な景観に感動するという。